こんにちは、防府市の主婦なんたんです^^
山口県宇部市にある琴崎八幡宮は、何と800種類以上もの御守を頒布していることで有名な八幡宮です!
頒布されている御守の種類が日本一と言われているんですよ。

御守は携帯する神社と言われるように、日々の心のよりどころ。
小さな御守は、私たちを守ってくださるだけでなく、人と人との心をつないでいます。
子どもたちには交通安全守、家族には健康守と、大切な誰かを自分に代わって守ってくださるありがたい存在。
もちろん自分自身が身に着けることで安心でき、励まされもしますね。

そんなありがたい御守が800種類以上も頒布されてるなんて、一体どういうこと!?ということで、
今回は琴崎八幡宮の御守の種類や頒布の様子、受付時間、縁結びスポット、ご利益などについて実際に見てきましたので、ご紹介しますね。

琴崎八幡宮はお守りのコンビニ?目移り必死!

琴崎八幡宮には800種類以上もの御守やお札が頒布されています(平成30年1月現在)。
噂には聞いていましたが、行ってみてビックリです!
800以上もの御守、どうやって頒布されているんだろう・・・と思っていたら、なんと、御守授与所と書かれた新しい建物が設置されていました。
中に入ってみると・・・御守とお札がぎっしり!え?これ全部?
テンションが上がりまくりです!

琴崎八幡宮には、全国でも珍しい自衛官の方の安全を守る御守(陸自、空自、海自それぞれあり)、消防士の方の安全を守る御守が頒布されています。わたしたちが参拝させていただいたときも、自衛官の方が御守を探しに来られていました。
そのほかとにかくたくさんありすぎて・・・。部勝守も部活別に揃っていてびっくり。16種類あるそうです。
この部勝守は後ろにホックがあり、部活中でも服に留めて身につけながらご利益を受け取ることができるようになっていました。手にした人がよりご利益を頂けるように考えられた御守だなあ、と感心してしまいました。

そのほか、ペット用の御守、登山用や波乗り用の御守、勝守、合格守、交通安全御守、キャラクターやカードタイプの御守などなど、とにかくご紹介しきれないほどのたくさんの御守が揃っています。
800種類以上ありますので、お探しの御守は見つかること間違いありません。
こちらの授与所は無人になっています。
神社やお寺の御守授与所では、なんとなく落ち着かなかったり、他の方に遠慮してゆっくり選べないということもあるかもしれませんが、こちらの授与所は神社の方が本当にどなたもいらっしゃいません。
広い授与所の中、お目当ての御守をゆっくりと探すこともできますし、気軽にたくさんの珍しい御守を見て回ることもできます。

また窓には光を遮る加工がされていて、御守が光で変色するのを防いでいるのだそうです。無人とはいっても細かい心配りをして頒布されているんですね。

なお、御守は御初穂料800円です。そのほかお札、熊手などは御初穂料は異なります。
社務所の受付時間は8:30~16:30になりますので、その時間帯に選んだ御守を社務所へお持ちください。
今回は家族への長寿の御守を求めに行ったのですが、長寿や健康に関する御守だけでもずらーっとありすぎて・・・。目移りしまくりでした(笑)

基本的にはネットでの御守類の頒布は受け付けていないそうですが、どうしてもご来社が難しい方には対応してくださるそうです。(詳しくは琴崎八幡宮公式HPからお問い合わせください)
できるだけ琴崎八幡宮に足をお運びいただき、実際に御守をご覧になられてくださいとのことです。

おみくじもたくさんあって迷うほど

また琴崎八幡宮には御守だけでなく、おみくじもものすごくいっぱいです!
御守授与所の拝殿側裏手には、ずらずらーっと20種類ぐらいのおみくじが並んでいます。

こんなにたくさんのおみくじを見たのも初めてです・・・。
ふつうのおみくじから獅子舞みくじ(?)、傘みくじなどなど、どのおみくじにしようかと御守同様、迷います。
ご自身の願いと照らし合わせて、御守やおみくじを選ぶ嬉しさが満載の琴崎八幡宮です。

琴崎八幡宮は縁結びスポット!

じつは琴崎八幡宮、縁結びのご利益もあります。
境内の奥には縁結びのスポットとして「縁結びの樹」が。縁結びの樹の周りには、かわいいハートの形の絵馬やおみくじがずらーっと奉納されています。
この木は小賀玉(おがたま)といい、御霊を呼び寄せるご神木とされています。二本の幹が根元でつながって仲良く寄り添っていることから、恋愛成就などの縁結び、夫婦円満、安産、子授けなどのご加護があるご神木・夫婦小賀玉(めおとおがたま)と言われています。
この木の周りを男性は左から、女性は右から回って鈴を鳴らして願掛けすると良縁に恵まれ、恋人同士がそれぞれ左右から回り出合ったところで誓いを立てると永遠の愛が約束されるという言い伝えがあります。
また雨に濡れると、幹に複数のハートの形が浮かび上がるそうですよ。
樹の手前には、御祈願用の何種類ものかわいらしい絵馬やおみくじが頒布されています。
こちらも無人で、料金は箱に入れて絵馬やおみくじを頂くようになっています(両替は社務所へ)。絵馬用のカラーペンも数色用意されていました。
人目を気にせずに恋人同士で、またおひとりで縁結びの御祈願ができるのはありがたいですね。

古札や古い御守は

御守授与所のすぐ手前に古守札奉納所が設置されています
一年間お守りいただいたお札や御守は神社に返納し、新しい力のこもったお札、御守を受け取ることをおすすめしています。
いただいた御守、お札は感謝の心を持って返納しましょう。

琴崎八幡宮の御祭神、ご利益は

それにしてもこんなにたくさんの御守を取り扱えるなんて・・・、いったい琴崎八幡宮にはご利益があるんでしょう?
御祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、そして宗像三女神(むなかたさんにょしん)です。
仲哀天皇と神功皇后の子どもが応神天皇とされており、応神天皇は誉田別命(ホンダワケノミコト)とも言われ、古くから八幡神「弓矢八幡」として全国の武士から崇敬を集めてきました。

仲哀天皇は、皇后である神功皇后とともに熊襲征伐に旅立つも崩御。
その後神功皇后は天皇の遺志をついで熊襲征伐を達成します。
そしてお腹に応神天皇を身ごもっていながら三韓征伐を行い、見事に新羅、高麗、百済を服属させます。

このことから神宮皇后は安産、育児、子育てや子授け、武運や外交、開運などといった多くのご利益があると言われています。
仲哀天皇と神功皇后、ご夫婦を御祭神としてお祀りしているので、縁結びのご利益があるんですね。

また、宗像三女神は日本の神話においてスサノオノミコトの子の三姉妹とされ、航海安全や交通安全、商売繁盛、技芸上達など、大変多くのご利益がある神として知られています。

これだけ多くの幅広いご利益があるため、琴崎八幡宮では800種類以上もの御守を取り扱うことができるんですね!

琴崎八幡宮のご由緒は?

859年(貞観元年)、宇佐八幡宮から京都の石清水八幡宮に勧請の際に、波風が荒かったため船を琴芝の浦に寄せられました。
その時に御神徳を受け、社殿を立てて勧請したのが今の琴崎八幡宮のはじまりとされています。しかし、社地が海岸近くであったため、祠が長年の海風で傷み廃壊してしまいます。

1184年(寿永3年)に西の宮に社殿を造営。その後1377年(永和3年)にご神託を受け、西の宮から現在の社地・琴崎に奉遷されました。
以来、地元の人々や領主(大内氏、毛利氏)からの信仰も厚く、現在では神社本庁の定める別表神社にも加列しています。

また、靖国神社の初代宮司となる人物が琴崎八幡宮で1864年の禁門の変の犠牲者を祀り、これが招魂祭の起源となったことから、琴崎八幡宮が靖国神社の源流となった神社であることがわかっています。

琴崎八幡宮・駐車場やアクセス

所在地 宇部市大字上宇部大小路571  0836-21-0008
社務所受付時間 8:30~16:30
御朱印 社務所にて受付(オリジナル御朱印帳あり)
宇部市川上にある日吉神社の御朱印もいただけます。
駐車場 600台(社務所のすぐ近く20台分くらい、少し下った場所に駐車場約20台分と500台分の大駐車場あり)
バリアフリー通路があり、身障者の方は車を拝殿の近くに止めることができるようになっています。


交通アクセス
山陽自動車道・宇部ICから市街地方面へ車で約3分
山口宇部空港から国道190号線を西へ~国道490号線を北へ、車で約15


琴崎八幡宮公式ホームページ こちら

まとめ

今回は宇部市にある琴崎八幡宮をご紹介しました。
日本一と言われるほどの種類を誇る御守、ものすごかったです!ほんとびっくりしました!

ですが御守やおみくじの種類だけでなく、バリアフリー通路や無人の御守授与所など、ところどころに参拝される方への細かい心づかいが伝わり、温かみを感じる神社でした。
正直、たくさんの御守って、商売のため?なんてうがった思いを抱いていたのですが、参拝してみたら全然そんなことなくて・・・本当に申し訳ありませんでした!

参拝される方が安心してお参りできるよう、心配りの行き届いた琴崎八幡宮。地元の方々にも愛される素晴らしい八幡様です。ぜひ実際に足を運ばれて、御守を頂いてみてくださいね。